レースの『厳選』

ではG1とSGを全部やればいいのかというと、

単純にそれだけではなく、付け足したい点が幾つかあります。


やるレース、やらないレースが存在します。



まず

『5日目は準優戦のみ』が基本的です。

そして

『最終日は優勝戦のみ、もしくはメンバーによっては特別選抜戦を含んだ後半3レースのみ』となります。



理由は、選手の本気度の問題です。


予選を通過できずに一般戦落ちして、そこから本気でやるか手を抜くか。選手によっては読みやすいのですが、大半はその時の状況によりますし、これは中々読みづらくなります。

それまでの予選の走り、データが当てにならなくなりますので、勝ちづらくなるという結論に至ります。


逆説的にいうと、予選や優勝戦ほど本気でやっていない敗者戦のレースを今後の情報、データとして得たくないということになります。



そして

『プレミアムG1と呼ばれる類のモノはいっさい手を出さない』



具体的には

ヤングダービー、マスターズ、女子戦2種ですね。

これに関してははっきり言って



『レベルが低いから』



に尽きます。

自分自身のレース勘を鈍らせることと、レベルが低い為にレースの想定がしづらいということです。


個人的な意見ですが、周年記念のG1に比べて選手のレベルが明白に劣っているこの4つのレースを何故プレミアムと銘打ち、賞金を増やしたのか、事情はなんとなく分かりますが納得はできていません。


またこの時期は他のグレードレースが開催されないので、完全にオフシーズンとなります。



最後にもう一点、

最近流行りになってきている

『ピットばなれで内側を狙う選手がいる』レースも買いません。



理由は、

読みづらく、さらに舟券的にもおいしくないからです。

普通の予想に加えて、ピット離れで何コースまで入るかを読み、さらにそこからどんな展開になるか読んだとしても、それに見合った配当にはなりにくいです。

それはピット離れがあるのを予想する大半の人が知っているからです。普通の予想より何パターンも想定しないといけないのに、万舟すらなりにくい。

であるなら、無理して買わずに他のレースでその分取ったほうが圧倒的に合理的です。



少し脱線しますが

現行ルールの下、ピット離れで吹かす選手を否定はしません。

選手たちは、ルールに基づいた勝ち方を模索した結果だと思っています。もちろん好きにはなれませんが、悪いのは現行のルールだと思っています。


この部分には警笛を鳴らしたいと思っています。「ピット離れ次第で何コースに入るか分からない」そんな不透明で不完成なギャンブル成立しないと思っています。

これが主流になったら、間違いなく競艇は破綻します。穴狙いで少額買うことはできても、本命筋狙いの高額張りはしなくなるからです。


また予想の参考になるはずの展示でも、選手はピット離れは見せません。見せてしまうと、本番で他の選手に警戒されるからです。


それでも分かるように

結局、展示なんていうのは

『選手同士の駆け引きの場』でしかありません。

展示タイムなんていうのも、選手間の牽制の意味を大きく含みます。



話を戻します

このようにやるレース、やらないレースが存在するわけですが、もちろん上記以外にも状況によって「見」するレースがあります。

次回はこの「見」の私の仕方を説明していきます。